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有能戦士クンと無能魔法使いちゃん 第1話

有能戦士クンと無能魔法使いちゃん 第1話

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「おい・・・いい加減探索に向かうぞ。
 お前が仕事してくれないと、いつまで経っても先に進めないじゃないか」

 

「だって、ダンジョン暗いし、ジメジメしてるし・・・
 虫とか魔物がうじゃうじゃいるんだよ!?
 私には絶対無理だよ・・・留守番してるからラナァク一人でお願いだよ。
 この通り・・・後生だから」

 

「それはもう何度も聞いた。
 その度に『明日こそは絶対いけるから』って・・・
 一体いつになったら、その”明日”は来るんだ!」

 

「うーん・・・明日・・・かな?」

 

「ざけんな!もう1週間だぞ!
 流石の俺も、もうこれ以上甘やかすのは無理だな。
 さぁ仕事に行くか、ギルドを辞めるか、どちらか選べ!」

 

「私に辞めろっていうの!?酷くない!?なんで私ばっか責めるのよ!
 ミーファもシエルも仕事してないじゃん!
 私ばっか酷くない!?」

 

「それを持ち出されると返す言葉がないが・・・
 とりあえず俺の見立てでは、あのダンジョンは
 そんなに強い魔物はいないだろうから、とりあえず現状は僧侶のシエルの出番はない。
 同じ理由でミーファの力も借りる必要はないって所だ。

 だがルーナ!お前にはライティングとマッパー、ついでに荷物持ちの仕事があるだろう。
 それはお前にしか頼めない事なんだ」

 

「そんなもの松明でも使えよ!地図だってラナァクで書けばいいじゃん!
 荷物持ちなんて誰でもできるでしょ!よって私が出張る理由はない!
 以上!!」

 

「鬼か」


 


「いいじゃん有能戦士なんだしさ!
 全部やっておくれよ!なぁ!?」

 

「なんで偉そうなんだよ・・・わかった。
 ルーナ・・・短い間だったが世話になったな。
 達者で暮らせよ」

 

「酷い・・・私を捨てるんだ」

 

「捨てるってなんだ」

「あーあ・・・このまま捨てられた私は野党に襲われ、
 身包みはがされて、とんでもない末路を辿るのね・・・」

 

「だから、捨てるって表現辞めなさい!」

「ラナァク・・・今までありがとうね・・・
 短い間だったけど楽しかったよ・・・
 もし来世で会うことがあったら、その時は役立てるよう頑張るね」

 

(何故俺がこんな罪悪感を抱えなけりゃならんのだ)

「はぁ・・・短い人生だったなぁ・・・じゃあね・・・みんなによろしくね」

 

「おう。じゃあな」

「・・・冷たいんだね・・・いくよ?行っちゃうんだよ?もう帰ってこないよ?」

 

「はいはーい。じゃあな」

「ふふ・・・私の変わり果てた死体でも見て、
 『ああ、あの時いかせなきゃよかった』って後悔しても遅いんだから」

 

(クソめんどくせぇ奴だな・・・)

 

「てか止めろよ!このクソが!!
 こんな美少女を捨てるとか正気かよ!?なぁ!?
 ふざけんじゃねぇぞ!!」

 

「自分で言うなよ」

 

結局、探索には今日も一人で行くハメになった。

 

まとめ

■次回